パイマンのカケラ(田口産)

パイマンの結晶のカケラをサンプル瓶に入れてみたら、「あらまア〜、意外ときれい!」
ということでパチリと一枚。(柘榴石?も混ざっているが・・)

大量のズリの中からパイマンのカケラを探し出すにはちょっとしたコツがあります。
それはパイマンのガラス光沢を利用して採取する方法で、如何にうまく光の反射を捕らえる事が出来るかにつきます。
マンガン鋼のズリはまっ茶色で普通に探してもまず見つける事ができません。
季節と時間帯によって太陽の位置が微妙に違ってくるので、自分の立ち位置やズリ表面の状態によって採取量が違ってきます。
ズリの状態は表面が雨などで洗われ、それでいて太陽が出ている状態がベストコンディション!
とはいえその様な状況でいつも採取できるものではないので、大きなバケツとジョウロを準備しておき、ズリ表面に雨を降らせます。
そして足跡を出来るだけ付けない様に太陽の光の反射を探します。(パイマン採取のプロ?の様な方達はほぼこの方法で採取されています)
後はとにかくズリを掘りまくって、水場まで持って行ってザルの中に小分けし水で洗いながら探す・・方法です。
もうお解かりと思いますが、砂金掘りとほぼ同じ様な条件で採取するのです。
最近では良い結晶の物がなかなか出ない様ですが、全国各地から採集にお見えの様です。(遠くは九州からも・・ご苦労様です)