砂金の魅力(採集2)

息子達と共に鉱物採集のまねごとのようなことをやっているうちに、次に目にとまった鉱物が元素鉱物の金(Au)でした。
幼い頃から川でよく遊び育ってきましたが、川で金が取れるとは思ってもみなかったので砂金掘り師の方々のブログを見て大興奮。早速必要な道具類を買い揃えることにしました。砂金採取に不可欠なパンニング皿やスコップやカナザルなどを準備し、静岡県のH沢を目指し、いざ出陣。
2009年3月7日(土)午前4時、深い眠りの二人の息子を叩き起し7時30分に現地到着、気温なんと氷点下(−3℃)。子供達はスキーウエアーで防寒対策をしていたが、サイズの合うよい手袋が無く適当なものを準備していたので、砂金掘りを始めて5分も経たないうちに手がびしょ濡れで真っ赤になり半ベソをかいている。
「自然は厳しいねェ〜!」と言い聞かせながら、いったん中止し手を温めることに。
川はいたるところが凍っており、道具もあっという間に凍りついていく。大人の私でも厳しい気温でした。
2時間ほど根引き、コケ洗い、堆積物の選鉱などやってみましたが結局一粒も採集できず。砂金の顔を拝むことができませんでした。
思ったより手強く、私の闘争本能に火が着いた瞬間でした。
その後は砂金掘りについて勉強し、実際に山梨県の金山博物館にも足を運びパンニングのやり方を教えて頂いたりしました。
そして砂金掘りに出かけ4度目で初めて自力で砂金をゲットすることができました。子供達も自分でパンニングし数粒の砂金を発見し大興奮、しかし一番感激したのは私自身でした。