まるでルビーのような輝き(採集1)

昨年から始めた鉱物採集、まず何を採集しようか?とネットで調査を開始。
いろいろと閲覧してみると、鉱物の種類の多さにビックリ仰天してしまいました。
元素鉱物、炭酸塩鉱物、燐酸塩鉱物、珪酸塩鉱物、砒酸塩鉱物、硫化鉱物・・・・、分類だけでも12種、鉱物名では200種以上?
いったいどの鉱物が採集できるのか思い悩みながら閲覧していると、ふと目にとまったルビーのような深紅の鉱物。
珪酸塩鉱物のパイロクスマンガン(PYROXMANGITE)でした。
さっそく産地を調査し、少ない情報を頼りに子供達と共に出発したものの案の定道に迷ってしまい2時間以上行ったり来たりを繰り返し、ようやくたどり着くことができました。
現地は大量のズリが土砂崩れ状態で傾斜は30°近い、子供には少し危険かな?と思いながらも
「逞しく育てなくては・・・」ということで採集を開始。
ズリの大半はバラ輝石?
焦げ茶色の絨毯に淡いピンク色が散りばめられたような光景で、初めて見るズリ山に少し感動。
さ〜て、パイロクスマンガンはどこだ〜!と探索を開始したものの、さっぱり判らない。
実物を見たことがないので、赤っぽい石は全てそう見えてしまう。
周囲を見渡すと何人かの方が採集をされていたので、思い切って尋ねてみた。
すると快く「これがパイマンですよ」と6個の採集品を見せてくださり、「今日は運がいいみたいです」とおっしゃられた。
どうやら”パイロクスマンガン”のことを”パイマン”というらしい。
子供達にもしっかり見させて、こんな石を探すよう指示した。
教えて頂いた方へ丁寧にお礼を申し上げ、探索を再開したが容易く見つかるはずもなく悪戦苦闘。
1時間以上探しまわるが成果0、子供達は30分で飽きてしまい岩をハンマーで叩いて遊んでいる。
それでも更に1時間粘ってようやく最初の1個をゲットし、子供達もそれを見て戦線復帰。
その後、子供達もそれぞれ2個づつ発見でき大満足、私も4個と計8個のパイマンを採集することができました。
終わってみると子供達はマンガン鉱の粉で手も顔も全身真っ黒けで、普段経験することのない様相に爆笑でした。
その日に採取したパイマンの一部です。